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糖尿病患者であれば誰でも合併症の「糖尿病腎症」を発症する可能性はあります。私は糖尿病を発症していることに気づかずに何年間も放置してしまい、やっと診断されたときはすでに糖尿病腎症でした。
しかし、糖尿病患者の中でもより糖尿病腎症を発症しやすくなるタイプというものがあるのかなと思って調べてみることにしました。
・肥満…肥満があると糖尿病予備軍の段階からアルブミン尿が出やすい。
・人種…黒人、メキシコ系アメリカ人、ポリネシア人、ピマ族インディアンなどでリスクが高い。
・血糖コントロール不良だった期間が長い
・高血圧
・喫煙
・脂質異常症
・遺伝的な要因…家族に糖尿病腎症の人が居たり特定の遺伝的変異がある場合ハイリスクとなる。
・インスリン抵抗性・高インスリン血症…インスリンの効きが悪い(インスリン抵抗性)と正常血糖値を維持するために大量のインスリンが必要になります。
高インスリン血症がレニン・アンジオテンシン系(血圧を上げる仕組み)を活性化させて血圧を上げ、糖尿病腎症のリスクとなります。
ただ糖尿病患者だからと言って糖尿病が原因で腎臓が悪化するとは限りません。主治医に聞いたのですが「たまたま糖尿病以外の病気が原因で腎臓が悪くなることもあり得るからね」とのことです。
「多発性嚢胞腎」は遺伝する病気で、多くの場合30~40歳ぐらいまでは症状がなく、腎臓に水がたまった袋がたくさんできて徐々に腎臓の機能が低下していきます。
「慢性糸球体腎炎」は何らかの原因によって糸球体に炎症が起こり、タンパク尿や血尿が出る病気の総称です。
「腎硬化症」は、高血圧が原因で腎臓の血管に動脈硬化が起こり、腎臓が障害されていく病気です。
多発性嚢胞腎のように遺伝子が原因の場合、自分ではどうしようもなかったりしますが…高血圧や喫煙、脂質異常症などに気を付けるべきですよね。
また感染症やある種の薬の服用が原因で腎臓が悪くなることもあるそうです。溶連菌が原因となるタイプのかさぶたができる「とびひ」で稀に腎障害が起きることもあるそうなので気を付けましょう。
薬が原因で腎臓が障害される「薬剤性腎障害」に関する記事を貼っておきますので、何らかの薬を服用されていて心配な方はぜひお読みくださいね。
糖尿病腎症だけに限らず、腎臓を守るために自分で気を付けられることはなるべく気を付けましょう!
腎臓はとても大切だもんニャー。
何か変??と感じたら早めに主治医に相談しましょうね。
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