MENU

糖尿病腎症に負けない!

2型糖尿病で糖尿病腎症がある女性患者のブログです。

糖尿病腎症ですが低血糖になりやすい気がします

糖尿病腎症で低血糖になるのはなぜか  

血糖値が低いのは腎臓のせい!?

糖尿病の血糖コントロールが良くない状態が長く続くことで糖尿病腎症になるわけですが、糖尿病腎症が進行すると血糖値が良好になることがあります。

糖尿病腎症になっても、最初はアルブミンが尿中に漏れる程度です。もっと進行すると今度はタンパク尿が出るようになります。

そして、さらに腎機能が低下してくると、経口血糖降下薬やインスリン(外から注射したものに限らず、自己分泌のインスリンも)がなかなか分解されなくなります

したがって、血糖値が高かったのに、特に何も努力していないのに血糖値がすごく良好になったり、時には低血糖になる場合さえあるそうです。

 

糖尿病腎症と血糖値に関するマンガ

 

上のマンガは私の糖尿病ブログの「糖尿病が治ったと勘違い!?糖尿病腎症の悪化に注意!」という記事に載せたものです。

腎臓が悪くなったためにインスリンが分解されにくくなり、そのせいで血糖値が上がりにくくなったのを「糖尿病が改善した」と勘違いしてしまうのは怖いことですよね?

もし糖尿病腎症があり、最近特に生活を変えたわけでもないのにやたら血糖値が良好になり、時には低血糖さえ起こるようになったのなら医師に相談なさってください。

   

低血糖は時に高血糖よりも危険!?

 

糖尿病は血糖値が高くなる病気なので、血糖値が低めのほうが良いと感じるかもしれません。私も「あー、もうちょっと空腹時血糖値が下がらないかねぇ…」とため息をつくことも?

でもね、低血糖ってものすごく危険なんですよ。低血糖のときに眼底出血が起こりやすいことが分かっていますし、庭で倒れて顔にけがをしたという方も知ってます。

高血糖も良くありませんが、低血糖もかなり危険なので気を付けなければいけないんです。健康な方は極端な高血糖も低血糖も普通は起こりませんよね。

低血糖が起こったときにブドウ糖をなめるのはあくまでも応急処置であって「なぜ低血糖が起きたんだろう?」と考えてみることが大事ですよね。

血糖値が低いこと以外にも症状が出るはず!

糖尿病腎症で低血糖を起こしやすいのは、腎症がかなり進行している状態です。糖尿病腎症第4期(腎不全期)と呼ばれる段階です。

この時期になると低血糖を起こしやすくなるほか、むくみ、体がだるい、皮膚がかゆい、夜間手足が痛い、貧血などの自覚症状が出てきます。

きちんと糖尿病内科へ通院している方なら、ここまで悪くなる前に必ず主治医が異変に気付くはずです…でもね、糖尿病でも通院していなかったり途中で通院をやめてしまう人はかなり多いんですって?

 

糖尿病合併症に注意

 

糖尿病のはずなのに血糖値が低めなのは良いことだと思うかもしれませんが、糖尿病腎症の悪化によってそうなることもあるのだと知っておきましょう。

インスリン注射や飲み薬を使用していない方でも低血糖になることがあるので「糖質が足りないから血糖値が下がりすぎるのかな?」などとお菓子を食べたりしてしまうかも??

とにかく、何か変だなと感じたら、通院していない方はなるべく早く病院へ行きましょう。少しでも早く異変に気付くことができれば、まだ間に合うかもしれないのですから。

   

このブログの全記事リストはこちらです♪