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糖尿病腎症に負けない!

2型糖尿病で糖尿病腎症がある女性患者のブログです。

糖尿病腎症で腎臓を移植することはあるの?

糖尿病腎症で腎臓を移植するか  

糖尿病腎症でも腎臓移植は受けられる!

糖尿病腎症が進行して腎臓の機能が失われてしまうと、あとは人工透析を開始しなければいけなくなります。腎臓が果たせなくなった機能を、人工的に肩代わりするのです。

日本では人工透析をしている方の97%が血液透析(腎臓の代わりに人工腎臓のフィルターを介して血液から老廃物や余分な水分を取りのぞく治療)だそうです。

人工透析は医療機関に通院して行うのですが、1回に4~5時間かかるうえ週3日通わないといけないので大変な負担になりますよね💦

タレントのグレート義太夫さんも、糖尿病と診断されてから12年後に人工透析を開始なさっています。私は糖尿病と診断されるのが遅れてしまい、5年ちょい前に診断されたときはすでに糖尿病腎症でした💦

人工透析

人工透析をしなければいけない段階になったとき、ひとつだけ救われる方法があります。それは腎臓移植を受けることです。糖尿病腎症でも移植を受けることは可能だそうです。

私は以前SNSで糖尿病腎症から人工透析になった方が腎臓移植を受けたという話を見かけました。その方はせっかく移植された腎臓が再びダメにならないように糖質制限をなさっているそうです。

腎臓移植は誰でも簡単に受けられるものではないうえ、腎臓を提供するドナーが足りなかったりするので、すぐに移植を受けられる人は多くはありません💦

   

腎臓移植をすると生活はどう変わる?

腎臓を移植すると、人工透析をしているときのような厳しい食事制限はなくなります。しかし他人の臓器を移植するわけなので、「免疫抑制剤」をずっと飲み続けなければいけません。

免疫抑制剤を中止したり、飲んだり飲まなかったりしていると拒絶反応が起こってせっかく移植した腎臓がだめになってしまうそうです💦

免疫抑制剤には副作用が出ることもありますし、感染症にかかりやすくなるという問題もあります。また薬によってはグレープフルーツを食べてはいけない場合があるそうです。

人工透析中は骨が弱くなり骨折しやすい状態になっているのですが、腎臓移植をしてから骨の状態が改善するには時間がかかるので、いきなり激しい運動をすることは避けたほうがいいそうです。

 

 

そしてこれはかなり重大な問題ですけど、糖尿病腎症で腎不全になった方が健康な腎臓を移植されても、再び腎臓が悪化してダメになる可能性があるわけです。

両方の腎臓がダメになってひとつ腎臓を移植されても、その腎臓は多くの仕事を負担しなければいけないので本当に気を付けなければいけませんよね。

特にまだ若い方は、移植を受けてからの人生が長いわけなので…再び糖尿病腎症で腎臓の機能を失うことがないようにしなければいけません。

 

腎臓移植はまだまだ難しい問題が多いと思います

 

マンガ「新ブラックジャックによろしく」を読んだことがありますけど、子供の頃に1型糖尿病を発症して腎不全になった看護師さんのエピソードが出てきます。

腎臓は条件に合う方からしか移植できません。亡くなった方から腎臓を提供されることもありますが、やはりいろいろな条件に合わなければいけないことと待機期間が長いようです。

中学生の頃、当時医師になりたかった私は「自分の臓器を簡単にクローン技術で作って、悪くなったら新品と取り換えることができるようになればなぁ」などと考えたりしました。

しかし、その臓器だけをピンポイントで作成して移植するのはまだ難しいのが現状ですよね…いずれは可能になるのではないかと思うのですが💦

腎臓移植には免疫抑制剤の副作用などまだまだ問題はありますが、現在のところ人工透析のほかには腎臓移植しかないわけなので…よく考えたいですね。

   

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